そして、「ナーガの都」に始まる、きらきらしい言葉のつづれ織りは、ますます美しいのです。
考えられません。インドの灼熱・熱帯特有の湿気、深い緑の森の暗がり、土ぼこりと雨の後の泥土、香や食べ物のスパイス…とても濃厚で甘い香りのイメージ、そして皮膚感覚のイメージにクラクラに酔える一冊です。インドのヒンドゥー教のものなど土地の伝説、その中では白人文化の優越性(と白人が考えている)すら…。
リーの筆はその部分についても容赦が無い。
その容赦の無さも、インドという土地への愛情が勝るからでしょうか?それとも?謎めくばかりです。
彼女は、いつ、何処でインドと出会い、土地に惚れ…いや土地そのものと成り得たか?
熱帯の光・闇・愛というものが、輪廻転生の何処かに蛇のように巻きついてでもいるかのような、思いに引きずり込まれます。いつの間にかまとったサリーのひんやりしたシルクの優しさと、夢の世界に輝くマリーゴールドの迫り来るような黄、いや金色の花々…。私は黒髪、黒い瞳の持ち主・・・
そう自己暗示をかけて一人、読んでみるのも素敵かもしれません。
行為としてはあまりにも不気味ですので、見られないことをお勧めしますが。
いえ、私はそんなことはしておりません、決して。
p.s.久々に紅茶にティーマサラを入れてみたくなってしまいました。
シナモンがあるだけでかなり気分が変わるでしょう。
p.s.2.このWeb素材は、「妖魔の戯れ」のページで使ったセットと同じサイトで出会いました。およそ、リーの作品に使うしか考えられない凄い掘り出し物です。
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